二級建築大工技能試験編 |
2級建築大工技能試験を合格するまでの私の練習や考えを紹介します。(気分で内容を詳しくします(^^;;) | |
@原寸図の描き方を理解する 平面図は特に難しい場所は無いので、自分で書く練習で十分憶えられると思います。 問題は「振れ垂木の展開図」です。 引き出し線の場所を良く理解し各展開した「面」を理解する。 5枚ほど理解しようと思いながら書くと自然と一時間ほどで書ける様になります。 早い人で45分ぐらで書いてしまいます。目標は1時間を切る。 |
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A木造り 木造りはそれぞれの木の90度が出ている(近い)2面を見て印を付けて行き各所定の寸法を墨付けして行き 全て墨付けが終わると鉋で木造りしていきます。 注意点は墨付けを正確にする事でここで曖昧に終わらすと後で苦しみます。 当然ですが、墨は出来る限り綺麗に細く打つ事。 鉋も自分なりに完璧に仕上げておく。各3つの鉋も試験の始まるまでに刃先の調整をしておくと直ぐに作業できる。 2級ではヨキ・チョウナを使わずに振れ垂木の木造りを荒鉋で十分できます。 (材料が小さいので鉋だけで十分早くできます) (練習の作業は本番を想定して、本番より気持ち低い削り台で練習) |
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B墨付け まず各寸法・勾配を完全に頭に入るまで墨付けの練習をする。 練習用に刻んでいない所定の寸法に仕上げた材料を用意して、繰り返し練習! 仕上げ鉋で墨を消しながら、なにも見なくて墨付け出来る様になるまでひたすら練習! 特に振れだるき2本とその取り合いの芯垂木の墨付けは正確に早く出来る様に。 振れ垂木2本と芯垂木が正確に墨付け出来ないと合格は厳しくなります(^^; (正確には鉋で墨を消す度に寸法がかわり微妙に狂いがでますので、墨を細く綺麗に付け 出来る限り薄く削る事で材料の誤差を少なくする) 墨は出来る限り細くしっかりと付ける、材料を墨で汚さない!! 基本図の勾配をしっかり頭に入れておくこと! 間違っても憶えられ無いから何かに写して本番に望んではいけません。 |
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Cキザミ 正確に付けた墨を正確に刻むだけ。 問題は鋸が思いどうりに挽けるか、ノミが正確に研げているかなので、経験が無いとつらいかもしれません。 急には上手になる事は無いからです。 しかし材料が小さいので練習の努力しだいでなんとかなるかもしれません。 仮組みも重要!振れ垂木は特に!!(仮組みのポイントがあります・・・考えてみましょう(^^;;すぐに解ると思います) 使った道具を丁寧に片付けながら作業する事も大事だと思います。 (練習の作業は本番を想定して、本番より気持ち低い作業高さで練習) |
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D組み立て これはA〜Cが正確に出来ていれば問題無く組みあがります。(あたりまえですが(^^;) |
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○時間配分ですが、午前中に墨付けが終わっている事。早ければキザミに入る事もできます。 |
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ポイントは道具を使いこなすのが急には上手くなりません!経験が必要な部分です!! ですから、他の部分で正確に早く出来る様に練習してから刻みの練習をして時間があれば木造りの練習をする のが良いと思います。 特に振れ垂木取り合い部分に時間を使い理解する事だと思います。鼻隠しの向かって右側の勾配にも注意が 必要です。(私の考えですが、キザミの練習をメインにすると本番で苦しむと思います。) |
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私が2級技能試験の練習に使った時間は1週間です、当然仕事が終わってから夜練習。 時間が無かったので図面の練習はお風呂に入る前・寝る前にしていました。 試験日の一週間前から練習を始めたので、練習時間が一週間なのですが(笑) なので本番で初めて完成品ができました(^^; 時間は終了約15分前に出来、延長無し・組み立ても 手直し無しで合格出来ました(^^; (木殺しは活用しましょう(笑)) 私の場合、鋸は9寸・8寸の両刃を使いました。もちろんヒシカ工業の鋸(ほとんどの場所は9寸で間に合います) |
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大工そういちの二級建築大工技能試験